阿蘇の田舎の絵本屋


by taketonbon
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コクルおばあさんとねこ

トムは真夜中の庭で でお馴染みののフリィパ・ピアスの復刊本です。風船売りのコクルおばあさんは黒猫と何不自由なく暮らしていましたが、長雨が続き、餌の魚が高騰して買えなくなりました、黒猫はやがて家出し、悲しさのあまりおばあさんは痩せ細ってしまいます。風船売りは続けていましたが、強い風の吹くある日、体が軽くなったおばあさんは空に舞い上がってしまいました。さあ、それからがスリリング。空の上だからか私も胸がキューっとしながら読み続けることになりました。あぁ、最後は良かった良かった!と一安心。とても心温まるお話です。


コクルおばあさんとねこ
フィリパ・ピアス作 
アントニー・メイトランド絵 
前田三恵子・訳
徳間書店 本体価格1300円





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by taketonbon | 2018-09-03 09:33 | 新着 | Comments(0)
四つの人形のお話2巻目の「ゆうえんちのわたあめちゃん」が入荷しました。移動ゆうえんちの屋台ココナッツあて の看板人形わたあめちゃんのお話。わがままなお金持ちの娘クレメンティナに盗まれてしまい、乱暴に扱われます。クレメンティナに腹立たしさも覚えますが、あれ⁉︎ どこかで見たような…そうそう、娘さんをお持ちのお母さんならお分かりになると思いますが、我が子もそうだった。そんな懐かしさも込み上げてきて…。わがままっ子の成長が見事に描かれております。小学校中学年くらいから、親子でお読みください♪

徳間書店
ルーマー・ゴッデン作
本体価格1400円

夏休み中も、休みなく営業しております。
9時半から18時までです。
熊本市内、空港方面からお越しの際は、
必ず「高森・南阿蘇方面」の迂回路看板通りにいらしてくださいね。

わからない時はお電話ください。
096-279-2728




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by taketonbon | 2018-08-29 15:05 | 新着 | Comments(0)
新刊リンドグレーン・コレクションの長くつ下のピッピが入荷しました。新刊はニイマン絵で菱木晃子訳、少年文庫は桜井誠・絵で大塚勇三訳です。読み比べてみると、今の小学生には新刊の方がスラスラ読めるかな〜と感じながらも、それぞれに良さがありますよ!

夏休み中も、定休日なしで営業しております。
9時半から18時までです。
熊本市内、空港方面からお越しの際は、
必ず「高森・南阿蘇方面」の迂回路看板通りにいらしてくださいね。

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by taketonbon | 2018-08-08 09:27 | 新着 | Comments(0)

ジョコンダ夫人の肖像

数年前に読んだ「ジョコンダ夫人の肖像」を読み直しました。「クローディアの秘密」や「ベーグルチームの作戦」のカニグズバーグの作品です。実に児童書という括りにしておくのはもったいない本です。

ジョコンダ夫人?というタイトルに惹かれ、ページを開きました。15世紀レオナルドダビンチとその弟子サライの物語。史実に基づいて、他は想像のお話なのでしょうが、まぁ最後が圧巻。先入観なく手に取ってほしいです。西洋史を習い始める中学高校時代に出合いたかった〜。こんな本を読んで、美術鑑賞すると、本当に楽しいでしょうね。


夏休み中も、定休日なしで営業しております。
9時半から18時までです。
熊本市内、空港方面からお越しの際は、
必ず「高森・南阿蘇方面」の迂回路看板通りにいらしてくださいね。

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by taketonbon | 2018-08-08 08:56 | 本棚 | Comments(0)
すえっこメリーメリーのシリーズ3冊、おもしろ〜い‼︎ 大人も声立てて笑ってしまうほど、面白いです。

5人兄弟の末っ子メリーはいつでも小さ過ぎるから…と赤ちゃん扱いされてばかりですが、毎日の出来事も持ち前の天真爛漫さで突き進み、いつの間にか周りを微笑みの渦に巻き込んでしまっています。幼年童話で、2.3年生くらいから大人まで、ぜひ親子で読んでもらいたいシリーズです。

ただ今、好評中につき、「メリーメリーおとまりにでかける」は8月末の重版出来との事で、店に届くのが9月初め頃になりそうです。

岩波書店
ジョーン・G・ロビンソン作
小宮 由 訳
本体価格 各1300円


夏休み中も、定休日なしで営業しております。
9時半から18時までです。
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必ず「高森・南阿蘇方面」の迂回路看板通りにいらしてくださいね。

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by taketonbon | 2018-08-04 11:16 | 店主おすすめ本 | Comments(0)
以前ベネッセから出ていた「四つの人形のお話」が徳間書店より復刊。今月は1巻目「ポケットのなかのジェーン」が刊行されました。中は全く変わりませんが、装丁が今風に可愛らしくなっています。お人形のジェーンを、ギデオンと言う男の子が救ってくれるので、ぜひ男子にも読んで欲しいのですが、このギデオンのように、お人形はちょっと恥ずかしい…となっちゃうかな。ギデオンがガキ大将にお人形を紹介するところがなんとも面白いです。私は受け継がれていくお人形に感慨深くなりましたよ〜。物語も受け継いでいきたいものです。


夏休み中も、定休日なしで営業しております。
9時半から18時までです。
熊本市内、空港方面からお越しの際は、
必ず「高森・南阿蘇方面」の迂回路看板通りにいらしてくださいね。

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by taketonbon | 2018-07-27 11:09 | 新着 | Comments(0)

六人の探偵たち

アーサー・ランサム全集9番目の「六人の探偵たち」を読みました。

7巻目「海へ出るつもりじゃなかった」を読んだ時は、まだわが子も小さかったからか、
理想の親はこんな人たちだなぁと思ったものです。それはもうスピード感のある面白さで、
昔の子どもたちは凄いなぁ・・・とかなりのカルチャーショックを受けました。

あれから数年が経ち、この全集は岩波少年文庫へと生まれ変わり、
大変手に取りやすくなりました。

久々にその続き8巻目の「ひみつの海」を読み終わったときは、
そうそう、ランサムの余韻ってこれこれと感心したものです。

第二次世界大戦前に書かれているものらしいのですが、
古臭くなく、大事なものがきっちりと詰まっていて、
読んでよかったなぁと心穏やかになりました。

今回はその9巻目「六人の探偵たち」です。
この全集の中では珍しく、推理ものなのです。
最後までどうなるの~!? がんばって!! と
声を掛け続けてしまいましたよ012.gif

小学校高学年から大人まで。
ぜひぜひ読んでみてください。


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by taketonbon | 2015-02-20 09:54 | 店主おすすめ本 | Comments(0)
岩波書店、STAMP BOOKSシリーズで、よく売れているという本。
ジョン・グリーンというアメリカの若手作家で、
金原瑞人さんがここ最近のYAではベストだろうと。

それで、前作の「ペーパータウン」と「さよならを待つふたりのために」
続けて2冊読みました。

今まで読んだことのないような文体で、
目まぐるしく変わっていくIT時代も織り込まれて、
YAだけに、勢いで読んでしまいました037.gif

ペーパータウンでは、10代の勢いとか、ばかばかしさとか、
自分って何!? みたいな事が見事に描かれていて、
全体的に混沌として整理が付かないような印象を持つんですが、
でもそれが10代なのかな・・・なんて思いました。

ゆっくり振り返られるのは40代になってからです(笑)。

「さよならを待つふたりのために」は、癌を持つ二人が恋におちるお話。
必ずや死が待ち受けるのだけれど、その死の捉え方がとても印象に残りました。
物語自体がお涙ちょうだい的なものではなく、
患者に対する偏見なんかもストレートに描かれているし、
飾り気のない主人公達の姿がとても格好良かったです。

そして、憧れの作家に会いに行くシーンが一番面白かったかな。
これは、期待を裏切りすぎで、望みがなさすぎるんですけどね。

でも、それが何というか、「現実ってこうだよね」って教えてくれてるようでした。
絶望に暮れて話が終わる訳ではないので、ご安心を。

ペーパータウン
ジョン・グリーン作 金原瑞人・訳
岩波書店 1995円


さよならを待つふたりのために
ジョン・グリーン作 金原瑞人・訳
岩波書店 1890円

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by taketonbon | 2013-10-29 17:34 | Comments(0)

STAMP BOOKS

f0207652_1692544.jpg岩波書店から、ティーン向けに刊行となったSTAMP BOOKSシリーズ。
今年2月からすでに5巻が発行されています。
ティーンの喜びや悩みをつづった作品のシリーズで、色んな国の選りすぐりの物語がエアメールのように届く・・・というコンセプト。

この「アリブランディを探して」は、その1冊目、オーストラリアの物語です。
作者が1965年生まれと、ちょうどティーンの親世代でしょうか?
同じように岩波から出ていたカニグズバーグのような印象を持っていたのですが、
それに比べるとはるかに読みやすいです037.gif

アリブランディという高3の女子のお話。
とてつもない差別と偏見の中に生まれます。

オーストラリアって、イギリスからの移民が主流で、それ以外の国からやってきた移民は、少数派で差別があったんですね。これは知らなかった。彼女はイタリア系の移民なのです。

そして、敬虔の念が深いキリスト教の中で、お母さんは未婚の母として彼女を生み育てます。

だけどね、暗くないし、何というか、読んでいて痛快なのです。
何かちょっと言おうものなら、「だから何!? 文句でもあるの?」なんて彼女に言われてしまいそうです。

そしてね、家族って、始めはダメでもこんなふうにやり直せるんだって思いましたよ。

誰もがティーン時代に突き当たる壁に、何かしら風穴を開けてくれるような気がします。

この本を読んだら、自分の高校時代もちょっとはキラキラしてたかな・・・なんて思うのです。

ぜひぜひ、ご一読くださいませ。

アリブランディを探して
岩波書店 1890円 
読み物=高校生くらいから

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by taketonbon | 2013-09-18 16:13 | 本棚 | Comments(0)

天と地の守り人

上橋菜穂子さんの守り人シリーズ、完結編の天と地の守り人(全3巻)を読み終えました。
あ~面白かった!! 前巻の蒼路の旅人では、どんな結末へ!? 問題山積だと思っていたんですが、
意外とこの3巻では物足りなさを感じるほど、あっという間に終わってしまいました。
そこにもったいなさを感じてしまいます。辛口ですかね、感想が。
ん~実にもったいない。あと2冊分くらい、綿密に描かれてもいいのかな~なんて。
途中は1冊を1日で読んでしまうほど面白くて、最後にはチャグムの成長に涙するのですが、
それだけに惜しいな・・・という強い気持ちが芽生えました。

各巻の上橋さんのあとがきがあるのですが、それは読まない方がいいです(笑)。

上橋さんは、岩波少年文庫のアーサー・ランサム全集1.ツバメ号とアマゾン号の下巻に
解説を書かれています。上橋さん自身が、10代の頃にもっとも影響を受けた本が、
指輪物語、サトクリフの歴史小説、そして、アーサー・ランサム全集の3作だったそうです。

そうか、確かに面白かったけど、この3作の重厚さにはまだまだ守り人は敵わないと思ってしまいました。
獣の奏者の時もそうだったんです。面白くて面白くて先に進んだものの、
最後に拍子抜けしてしまうような感覚。

そう考えると、普段うちの店にある古典と言われる児童文学の本には、
そんな拍子抜けが少ないように思います。もちろん面白いが一番なんですが、
その面白さだけでは、心に残ってはいかないなぁ・・・と初めて感じた作品だったように思います。
心が震える物語ではなかったです。残念。

やはり、古典になるまで生き続ける、心震える物語というのは、
それ相当のものがつぎ込まれないといけないのかなぁ~なんてことも
感じた作品でした。
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by taketonbon | 2012-11-27 09:07 | 読みました!! | Comments(0)